ファン感vol.3の七瀬陸に寄せて

ファン感みて、あ~七瀬陸のこと大好きと改めてしんどみの沼に落ちたので雑に感想を。

今回、七瀬陸くんの「人の心の深淵がみえてしまう(みてしまう)、それ故他者の感情の機微に敏感」部分を強く感じました。この辺は「Handstand!!」読んで人類。

ファン感朗読劇中で壮五を祝うことになった4人。
天が協力的なことに驚く一織と大和。天は昔から人を喜ばせることが好きだから協力的なのは当然と胸を張る陸。それは過去のことだと陸の言葉に否定的な一織。
この後、陸は直接天に「サプライズ(人を喜ばせること)好きだもんね、だから協力してくれたんでしょ?」と一度一織に否定されていても聞くわけなんですね。
それに対して「仕方なく」と答える天。
更に天の答えに対して「オレ、天にぃの仕方なく大好きだよ」

はい!七瀬陸健気すぎませんか?
この子、天がサプライズに心から協力的だったこと、けれど陸との今の関係性、立場故に冷たい答えしか言えないこと全部わかってるんだろうなって。
全部わかった上で天の「仕方なく」という言葉をあくまで好意的に受け入れてるんだろうなと。
「大丈夫、天にぃオレはちゃんと分かってるよ」という陸の思いが込められた天の本当の気持ちもプライドも傷つけない答え。それが「オレ、天にぃの仕方なく大好きだよ」なんだと思うんですよね。
陸は天の言葉に傷つかないわけではなくて、実際本編でもたくさん傷ついてる。でも今回の言葉はそうじゃないよね、って判断してる。
これって天のこと、そしてその場に居合わせている一織、大和へ理解と配慮がないと絶対に出てこないし、ここで否定的ならず瞬時にこういう言葉のチョイスができる七瀬陸くん本当に一個別の次元にいるなって思うんです。
でもそれは地の優しさだけじゃなくて持病からくる周囲の生暖かい隔絶からきているわけであって…そこが彼の切なくて危ういバランスに結び付いているわけで、つまりしんどい!
七瀬陸くんは温室の中で守られて大切に育てられた花なんだけど、苦労してないわけではないんだよね。(むしろ常人にはないしんどい体験を心身共にしている)
でも天としては陸という花をずっと守ってきた温室の番人だとそんな自分が正義だと自覚しているからそういう陸の配慮にはやや鈍いんじゃないかな?と私は思います。


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